先月、デザイナーさんとお仕事をさせて頂きました。

ん?デザイナーさんと和菓子になんの関係が。。。?

「こんな羊羹作れますか?」

CGで描かれた綺麗なグラデーションの羊羹「肌羹」。


そう、東京ミッドタウンのデザインコンペに出す作品だったのです。一次審査を通過したので、ぜひ本物の羊羹を作成して最終プレゼンで審査員の方に食べて頂きたいと。

「肌色の違いを一本の羊羹で表現する」

なかなか難しいお題です。白あん、小豆、黒糖 3種類の羊羹のグラデーション。師匠さまにも相談しつつ、どのような方法が可能か模索。プレゼンまでの時間がなく、あーでもない、こーでもないっとデザイナーさんと一緒に、試行錯誤。横長の型(舟形)では、うまくいかず、縦長の型で積層することに。そして、金属の羊羹型ではグラデーションの度合いが見えないので、デザイナーさんが透明のアクリル板で羊羹型を作成。少しずつ色を変化させ、時間差で積層していきました。

そして、完成した羊羹がこちら。なんとか、形になりました。


9/28日、テーマや作品のコンセプトなどファイナリスト10組のプレゼンテーションを経て(審査員からのお褒めの言葉、や厳しいツッコミ、とても良い経験だったそうですが、)10/19日、結果発表。

やりました〜〜〜!

見事、東京ミッドタウンアワード デザイン部門 優秀賞を受賞!!グランプリに次ぐ第2位です。1200応募作品からの受賞。素晴らしいです。
私はほんの一部をお手伝いしただけですが、でも、とても嬉しい。良い経験をさせて頂きました。

おめでとうございます。

デザイナー 仲野耕介さん(tunnel design)

11月11日までミッドタウンB1に展示されています。
どうぞご覧ください。(オーディエンス賞、投票にもご参加ください〜)