パティスリー巡り(その3)

8月はほとんどのパティスリーがお休み。皆、バカンスでした。9月に入って、残りわずかの滞在。行きたいお店を巡るのに大忙し。

・Patisserie Arnaud Larher
93 rude de Seine 75006 Paris (Metro: Odeon)
ここのケーキはどれを食べてもはずれない。ミルフィーユやタルトタタンがお薦め。Take outのみ。

 

 

 

 

 

・Sadaharu Aoki
35 rue de Vaugirard 75006 Paris (Metro: St Placide)
日本でもお馴染み。抹茶やゴマなど和のテイストをいれたケーキやマカロンはフランス人も好きみたい。Take outのみ。

 

 

 

 

 

・Carl Marletti
51 rue Censier75005 Paris (Metro: Censier Daubenton)
洗練されたお店の雰囲気、斬新なケーキに、高いセンスを感じます。また行きたいお店。外に数席。

 

 

 

 

 

・Le Chocolat Alain Ducasse
49 Rue de ka roquette 75011 Paris (Metro: Bastille)
チョコレートのラボラトリー併設。シックな店内には高級なチョコレートが並ぶ。タブレット(板チョコ)を何種類もおいています。クリオロ種のビターチョコを食べて感動〜。品質の高いチョコは、そのまま味を楽しみたい。Take outのみ。

 

 

 

 

 

・La Maison du Chou
7 rue Furstenberg 75006 Paris (Metro: St Germain des pres)
とっても小さいお店に、シュークリームが3種のみというこだわり。Natural味は、生クリームとフロマージュ・ブランが入ってるのさっぱり。 狭いがeat inスペースあり。

 

 

 

 

 

・Gateaux Thoumieux
58 rue Saint Dominique 75007 Paris (Metro: La Tour Maubourg)
小さなお店に、女子が喜ぶ可愛いらしいケーキが並ぶ。ヴィノワズリーも美味しい。Take outのみ。

 

 

 

 

 

・Pain de Sucre
14 rue Rambuteau 75003 Paris (Metro: Rambuteau)
お惣菜屋とケーキの2店舗併設。有名なBabaは軽い食感、スポイドでラムの強さはお好みに。お惣菜もとっても美味しそう。外にイスあり。

 

 

 

 

 

・Boissier
184 Avenue Victor Hugo, 75116 Paris (Metro: Rue de la Pome)
マロングラッセと言えば、日本でも人気のこのお店。栗の入ったパウンドケーキはとろける美味しさ。サロン併設。

By |2014-09-03T19:38:25+00:009 2nd, 2014|Shops in Paris|パティスリー巡り(その3) はコメントを受け付けていません

バゲット

フランス人は、本当に、バゲットを手にもって歩いてて、裏切らない、イメージ通りの光景をよく見かけます。

 

毎年、パリではバゲット(フランスパン)のコンクールが開催されています。優勝したお店にはバゲットを一年間、大統領が住むエリゼ宮に卸す権利が与えられるのだとか。とっても名誉なことですね。

グランプリをとったお店に行ってきました。

 2014年 優勝

SARL AUX DELICES DU PALAIS (60 boulevard Brune 14区)

 

 

 

 
2013年 優勝

Au Paradis du Gourmand(156 rue Raymond Losserand 14区)

 

 

 

 

 

2010年 優勝 Le Grenier à Pain (38 rue des Abbesses, 18区)

 

 

 

 

 

 

 

確かに、どこもそれぞれおいしい!皮が香ばしい。味に深みがある。

不思議なのは、これらグランプリをとったお店の他のパンが美味しいかというと、いたって普通。クロワッサンなどは、見かけからしていけてない。そうそう、学校の先生が言ってました。パリのパン屋の80%は、自分のところでクロワッサンを生地から作っていないそうです。冷凍の生地を買って来て、それをお店で焼いているのだとか。確かに、クロワッサンを作るにはパイ生地を折る機械が必要だから、小さいお店では無理なんでしょうね。でも、逆に、バゲットは、パン屋さんのが美味しい!

で、私的にはどのパン屋さんが好きかと言うと、結論、近所の(賞などとったことのない)パン屋さん!なぜか?焼きたてが食べれられるから!ラッキーなことに、そのパン屋さん、夕方にもバゲットが焼き上がります。だから夕方はいつも帰宅途中の人が行列。やっぱり焼きたてが一番おいしい。

バゲットと共に食べたいバター、フランスは乳製品の国。バターが美味しすぎてこれまたキケン。基本、こちらのバターは無塩です。エシレ (Echier) やボルディエ(Bordier)バターが有名ですが、私はこのイズニー(Isigny)のバターにハマりました。。。いや、本当に、あぶない。

 

 

 

 

By |2014-08-28T18:42:06+00:009 2nd, 2014|Bakery, Shops in Paris|バゲット はコメントを受け付けていません

Carette 〜研修終了〜

5週間のカフェでの研修が終了しました。観光地にある忙しいカフェなので、パリの多くのカフェが閉まる8月も、毎日、沢山のケーキやパンを送りだしました。ケーキに触る機会はほとんどなかったものの、お手伝いをしながら、プロのキッチンのスピード、家庭で作るのとは全く違う量、そしてフランス語で働くという貴重な(無謀な?)経験ができたこと、多くのことを学びました。

少しだけキッチンからスナップショット。

早朝、開店前の店内。既に、朝4時から焼き上がったパンたち。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

キッチンから送り出されるプティ・ガトー。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

続々仕上がる季節のタルトやアントルメ。

 

 

 

 

 

大量に焼き上がる色とりどりのマカロン。

 

 

 

 

 

30分のランチタイム。ホッと一息。

 

 

 

 

 

 

 

パティシエさんの手は、こんな大きい!


 

 

 

 

 

Caretteの皆様、大変お世話になりました。

By |2014-08-31T19:32:03+00:008 31st, 2014|Patisserie course, Shops in Paris|Carette 〜研修終了〜 はコメントを受け付けていません

アーティチョークの煮込み

フランスっぽい食材だなぁと思う(私の勝手なイメージ)ひとつが、このアーティチョーク。マルシェで、「あああ、これを買ったら、あとで大変だ。辞めておこうかなぁ。。」と迷いつつも、やっぱり手が伸びてしまった。

これは小さい種類のアーティチョーク。
これをひとつひとつ、ナイフで削って処理していきます。アーティチョーク、何て言ったって可食部分が少ない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ほら、処理した後は、この通りのてんこ盛り。

 

 

 

 

 

 

 

バリゴール風煮込み。刻んだ玉ねぎ、にんにくとともにオリーブオイル、白ワイン、ストックで柔らかく煮込みます。

これを食べた横の人が一言。「かつおぶしかけても美味しそうだね〜」「えっ?、それって、もしかして、竹の子のイメージ??」
なるほど、確かに、食感が似てなくもない。そういえば、竹の子も下処理が大変だぁ。美味しいもの食べるって大変。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

先日、友達とちょっと面白いレストランに行きました。私が発起人。
食べたことがない、エチオピア料理に挑戦です。

大きなお皿に4人前、野菜やお肉の煮込み料理がたっくさん。

 

 

 

 

 

 

これを、手で食べるんでーす。「せ〜のっ」と皆で怖々、手を伸ばしました。スパイスの香り豊かで(と言っても辛いわけではない)美味しい。

気になる方はこちら。
Addis Ababa
56 Rue Notre-Dame de Lorette, 75009 Paris (Metoro12: St. George)

By |2014-08-25T20:22:29+00:008 30th, 2014|Shops in Paris, Western|アーティチョークの煮込み はコメントを受け付けていません

イチジクのコンフィチュール

さ、寒い、、、。ここ10日ほど、とても夏とは思えない気候が続いています。最低気温、7度。。とうとう、ヒーターを引っぱりだしてしまいました。。果たして夏は来たのか、終わったのか。夏服しか持って来ていないので、洋服に困ります。きっと農作物にも影響があるのかも。

果物屋さんに並ぶイチジクに惹かれて、コンフィチュール(ジャム)を作ることに。日本とはイチジクと色が違いますね。濃い紫色をしています。皮もやらかいのでそのまま食べられます。イチジクは大好き!
作り方はいたって簡単。お鍋に、砂糖、少量のお酢(リンゴ酢を使用)、水をいれて、砂糖がとけたら、生のイチジクを投入して煮込むだけ。お酢をちょっと入れると、甘過ぎずにできあがります。

 

 

 

 

 

 

 

適当に煮詰まってとろ〜りとしてきたら火から下ろす。

 

こんなかんじにできました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

朝食用、田舎パンにのせてタルティーヌ(パンのスライスに何か塗ったもの)に。イギリスの朝食が、ソーセージや卵などしょっぱいものなのに対して、フランスの朝ご飯は、コンフィチュールをたっぷり塗ったパンやパン・オ・ショコラなど甘いものです。フランス人的には、「朝からしょっぱいものなんか食べられなーい!」っと。「日本は?」と聞かれて。ふむ、ご飯とおみそ汁なら、しょっぱい系ですかね。最近はパン食が増えてると思いますが。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

折角なので、大好きなパン屋さん、ポワラーヌへ田舎パンを買いに(その辺のスーパーでもここのパン売っているのですが、気分的にお店で買うと美味しい気がする。)。「あ〜、クッキーもエッフェル塔だぁ」とついつい買ってしまいました。ここのクッキー、ロンドンでもよく買うのですが、素朴な味がクセになります。

8 Rue du Cherche-Midi, 75006 Paris (Saint-Germain-des-Prés district)
49 bld de Grenelle, Paris 75015 (Eiffel Tower district) ←私が行ったのはこちら。

By |2020-08-20T11:56:08+00:008 22nd, 2014|Others|イチジクのコンフィチュール はコメントを受け付けていません

まかないご飯

スタージュ(研修)、2週目はヴィエノワズリー部門に配属です。同じ学校からもう一人研修生(仲良しのフランス人女の子)が来ていて、彼女と一週間おきにケーキ部門と交替します。
これがさらにしんどい、、、。とにかく重たいんです、力がいるんです。「計量して」と頼まれた小麦粉は、10キロ。「割って」と指示された卵はお〜〜〜14キロ。2人女性パティシエが働いていますが、パン部門は、おとこ村。そうでしょう〜、納得。
私は、横で、補助作業。クロワッサンを巻き巻きです。

バタバタしているので、写真はなかなか取れません。(なので、焼き上がりの写真がない。。)

 

 

 

 

 

 

 

 

ちょっと嬉しいのが、お昼ご飯つき。まなかないご飯なので、基本的にパスタなど大鍋料理でド〜ンとしたものが多いのですが、今日はなんだろう〜っと実はちょっと楽しみにしています。肉体労働、お腹も空きます。

 

 

 

 

 

 

 

あまりに大きすぎて、オーブンバーガーにしてしまったハンバーガー。。
そして、ケーク・サレ(フェタチーズの入り)。何気に美味しくって作り方を聞いちゃった。

 

 

 

 

 

 

 

大鍋いっぱいのムール貝にびっくりし。付け合わせは勿論フレンチフライ。白ワインがあれば最高なんだけど。そして、チキンの野菜トマト煮。

 

 

たま〜に、ケーキの切れ端などを頂きます。
こちらは、ピスタチオとオレンジのパウンドケーキ。せっかくなので、以前学校でつくったチェリーのコンフィズリーとフロマージュブラン(濃厚なヨーグルトみたいなもの)を添えて週末の朝ご飯。

By |2014-08-09T10:58:12+00:008 8th, 2014|Patisserie course, Western|まかないご飯 はコメントを受け付けていません

カフェでの研修

今週から、トロカデロにあるカフェでスタージュ(研修)が始まりました。学校を通じて、生徒がそれぞれが選んだパティスリーで最長2ヶ月の研修ができます。当初、スタージュをする予定もなかった私ですが、パリで働くチャンスももうないだろうっと思い切って挑戦(でも、とりあえず1ヶ月の予定)してみることに。プロのキッチンも初めてだし、言葉の面でもかなり不安。

私がお世話になるのはCaretteという老舗カフェ。

ここを選んだのは、昔から知っている好きなカフェだから。そして、職場の雰囲気がとてもよいという、事前情報もあり。

 

カレットはエッフェル塔が一望できるシャイヨ宮のすぐ側、トロカデロ広場にあります。昼間は沢山の観光客でにぎあうこの場所も、さすがに早朝は、こんなに静か。

スタージュは、朝7時から。パティシエさんたちは朝4時に出勤、作業開始していますが、研修生はちょっと遅めのスタート。いや、それでも私にとって5時半おきはちょっと気合いがいります。

ウィンドウに並ぶケーキはとってもキレイ。

私は、研修生(しかも経験なし)ですから、主に雑用係。と、言っても、この一週間は四苦八苦。言葉がわかんない、指示がわかんな〜い。トンチンカンなことばかりをしております。そしてさすがプロのキッチン。すべてが巨大で、重たい。大きな鍋で炊かれるクレム・パティシエール(カスタードクリーム)やキャラメル、ぐらぐら煮え立って、こ、怖い。3日目にして腕や背中が筋肉痛。

 

百聞は一見に如かず、よい経験と思ってがんばりまーす。

By |2014-07-31T19:57:58+00:007 31st, 2014|Patisserie course, Shops in Paris|カフェでの研修 はコメントを受け付けていません

ウェディング・ケーキ 〜学校終了〜

今週は最終週。ウェディングケーキの授業です。

フランスの結婚式で出される伝統的なクロカンブシュ。

小さなシューをヌガーで固めながら、ひとつひとつ積み重ねて行きます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして日本の結婚式でもおなじみ、あのウェデングケーキです。


白のイメージがありますが、今回作ったものはわりとカラフルです(フランス流?)。実はウエディングケーキ、中身は発泡スチロール。高く積み上げるので、本物のケーキでは重さに耐えられません。一部だけ、本物のケーキをのせているのです。ここまで大きな作品は、飾りつけるのも、運ぶのもコワゴワです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

3ヶ月、毎日通った学校は今日で終了。終わってみればあっという間でした。ふ〜〜〜っと一息。沢山のケーキを一気にドドオっと見てきました。デモンストレーションが中心だったので、技術の方は全く追いついていませんが、何かしたら学べたのかなっと。よいクラスメートに恵まれて、本当にラッキーでした。お世話になった皆様、本当にどうもありがとう。

そして、パリ生活、もう少し続きます。

By |2014-07-25T21:15:48+00:007 25th, 2014|Patisserie course|ウェディング・ケーキ 〜学校終了〜 はコメントを受け付けていません

パリのお道具屋

パリの合羽橋?っというわけではありませんが、ケーキ型などお菓子の道具やキッチン用品屋さんが集中している地区があります。お道具やさんは、私にとってはキケンな場所。圧倒的な品揃えなので初めて訪れたときは大興奮でした。

以下のお店は、メトロのEtienne Marcel(Line4)、Sentier(Line3)、Les Hallesなどが最寄りで、モンマルトル通りに集中しています。
・Mora
13 rue Monmartre Paris 75001

お菓子用品、皆がまず行くのはこのお店。ケーキの型、チョコート型など充実しています。

 

 

 

 

 

 

・a. simon
48&52,rue Montmpartre Paris 75002
キッチン用品とお菓子用品が2店舗に別れています。キッチン用品はまずここからスタート。

 

 

 

 

 

 

 

 

・Deco relief

6 rue Montmartre PARIS 75001

名前のとおり、デコレーション用の小さなお道具がそろいます。シュガークラフトに使う押し型や色粉など充実です。

 

 

 

 

 

・La Bovida

36 Rue Montmartre, 75001 Paris

キッチン用品とお菓子用品。2階がおもに、お菓子用品。

 

 

 

 

 

 

 

 

・E. Dehillerin

8-20 Rue Coquillière, 75001 Paris

銅のお鍋が、ところ狭しと並んでいて、プロ向け。一瞬、アンティークショップ?と思うくらい年期の入ったお道具もあります。面白い、一見の価値ありです。

 

 

 

 

 

 

 

 

・G. Detou

58 Rue Tiquetonne, 75002 Paris

こちらは、a.simonの系列店の材料屋さんです。学校でつかった色々な材料(チョコレートや粉や色粉など)、ほとんどここで揃います。ただし、プロ向けなので、一袋が大きいです(がその分、割安)。

 

 

 

 

 

・Librairie Gourmande
92/96 rue Monmartre 75002
私のお気に入りの場所。料理、パテシエ関係の本屋さん。あれだけ、料理本を一気に集めた本屋さんは、見たことがありません。フランスの本だけでなく、英語の本も、ちょっと日本の本も。本を眺めて、何時間でも過ごせてしまいます。

By |2014-07-24T18:12:00+00:007 21st, 2014|Shops in Paris|パリのお道具屋 はコメントを受け付けていません

コンフィズリー

砂糖菓子、コンフィズリーの授業です。キャラメル、ヌガー、パット・フリュイ(固めのゼリーみたいなの)、ギモーブ(マシュマロ)などなど、フランス人が子供のころから、慣れ親しんでいるお菓子なのでしょう。

実はヌガーは、ちょっと苦手、、、、。でも、こうしてラッピングするとかわいらしい.

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ヘーゼルナッツのチョココーテイング。すっごく手間がかかっているのですが、ちょっとm&m(マーブルチョコ)に見えますね(笑)

色々な、コンフィズリー(ジャム)もつくりました。ラズベリー、オレンジ、イチゴ、ルバーブ、アプリコットなどなど。

 

 

さあ、授業もあと一週間になりました。

 

久しぶりに訪れたモンマルトル。雲が多かったけれど、パリを一望、楽しみました。

By |2014-07-20T09:18:14+00:007 20th, 2014|Patisserie course|コンフィズリー はコメントを受け付けていません
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