リスボンでのクラス
ポルトガル、リスボンに来ています。
ロンドンに住んでいた頃にお世話になったマクロビ協会のサイモン先生のご紹介で、リスボンにあるMacrobiotic Instituteという学校で教えることになったのです。マクロビは玄米菜食を基本としますが、その多くが日本の養生食をルーツとするので、和食との繋がりは深いのです。
リスボンへは直行便がなく、今回はブリュッセルで乗り継ぎます、、、、が、なんと乗り遅れ。焦ること、空港をたらい回しなりながら、次の便を手配、4時間後になんとか乗り継いだ便が今度は遅延。当初の予定では19時前にリスボンに到着する予定が、、深夜12時過ぎ。その上、今度はバッケージロスト、明後日、予定されているレッスンで使うものがない〜、不安と疲れと時差ボケで散々たるスタートとなりました。荷物は翌日夕方到着し、やっと安堵。
そんなスタートではありましたが、学校の皆さんは温かく迎えてくれ、終始温かい言葉をかけてくれました。「遠いところから来て、初めてのキッチンで、慣れない材料を使うの不安でしょう、でも大丈夫よ。私たちがサポートします」とベテランのアシスタント2人と通訳を付けてくれました。 確かに全て初めてなんです、場所も、材料も、この人数も。
今回のメニューは:
ー 玄米チラシ寿司 (切り干し大根や椎茸の甘煮を入れます)
ー 手毬寿司(納豆・ラディッシュ)
ー ナスの味噌田楽
ー 山芋の摩り下ろしを揚げ
ー ゴマ豆腐
ー 豆乳入りの根菜白味噌汁
ー 白菜の漬物
ー 山芋とワカメのサラダ
ー デザート:あんみつ
この材料がほぼ現地で手に入ることがある種、驚きなのですが、材料に関してはあまり問題ありません。22人の生徒さんは興味津々に聞いてくれました。生徒さんの手元にあるレシピはポルトガル語に訳されているので読めませんが、このレシピは私にとって記念です。
生徒さんが、それぞれに盛り付け、手毬寿司を一生懸命に作ってくれました。
予想通り、ナス田楽が一番人気。甘辛い味噌が海外では人気あります。優しい味噌汁も大人気。デザートも寒天のさっぱり感が喜ばれました。ちなみにマクロビは、お砂糖を使えないので(甜菜糖も欧州にはない)、米飴、メープルシロップで代用します。
サポートしてくれたメンバーに大感謝です。Muito Obligada!
草餅・柏餅
新緑の美しい季節になりました。緑の息吹を感じながら、今月のレッスンは、柏餅と草餅を作りました。
両方とも、上新粉(うるち米の粉)から作るお団子なので、しっかりとした食感です。
大福生地のように手にべたつきませんが、そのかわりしっかり生地を揉むのが大切。
温かい生地を揉むので、この行程に「癒される〜〜」なんてお声を聞きました。
柏餅の中身は、味噌餡やこし餡、お好みで。九州では、あまり味噌餡の柏餅食べないのですが、関東ではとても人気のようです。甘じょっぱくて美味しいですね。
Sさまが素敵にお写真を撮ってくださったので、お借りしました!
よもぎの香り、柏葉の香り、春の匂いに包まれたレッスンでした。
もうすぐ端午の節句ですね。
手作りの柏餅いかがでしょうか。
ホームパーティのお手伝い
ドイツ人の知人からのご相談。
「20名ほどのホームパーティを開くので、何か日本のローカルフードを作りたい!」
ということで、実践出張レッスン(?!)のような形で一緒にお料理させて頂きました。
シンプルなおつまみ系とお味噌汁がいいとのことだったので、竜田揚げ、なす田楽、サラダ、おにぎり、豚汁 などなど。
日本に住んで半年の方、目下、日本語勉強中。私は別の仕事で、買物を手伝えないので、全て材料の買い物をお願いしていました。英語と日本語、両方買い物リスト書いていましたが、Gobouとか、Daikonとか、Mirinとかきっと??? だったことと思います。同僚の日本人の方のサポートもあり、頑張って材料揃えてくれました。
私も初めて行くキッチンなので、ドキドキです。確かに、日本人のおたくならばありそうなキッチン用具が色々ないのですが、ないものはないなりに、なんとかかんとか。
一緒に楽しく作りました。もうお一人手伝いに来てくださった方のヘルプも絶大で、チャキチャキ作業、わ〜い、できた!
お客様は日本人を含む8国籍。ゲストも皆さま、楽しんで頂けたようで何よりです。